この記事には広告を含む場合があります。記事内の商品を購入することで当サイトに売上の一部が還元されることがあります。
けも
audio-technicaの完全ワイヤレスイヤホン「ATH-ANC300TW」をレビューしています。
オーディオテクニカの「QUIET POINT」といえばノイズキャンセリング機能付きのプレミアムなシリーズ。
ワイヤレスではネックバンド型の「ATH-ANC400BT」やオーバーヘッド型の「ATH-ANC900」などで好評を博しましたが、今回シリーズ初の完全ワイヤレスモデルが登場しました。
audio-technicaの「ATH-ANC300TW」です。
どんな製品?
- ノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレスイヤホン
- 他社とは一味違うサウンドチューニング
- アプリの操作性も良い
満を持して登場したaudio-technicaの完全ワイヤレスです。
けも
というわけで本記事は「audio-technica ATH-ANC300TW」について書いていきます。
audio-technica ATH-ANC300TW のスペックと付属品
audio-technica ATH-ANC300TWのスペックと付属品について解説します。
通信方式 | Bluetooth®️ 5.0 |
対応コーデック | SBC / AAC / aptX |
再生周波数帯域 | 20Hz~20kHz |
連続再生時間 | 約4.5時間 ケース込み約18時間 |
充電時間 | 本体約1時間 ケース約2.5時間 |
重量 | イヤホン:約7g 充電ケース:約50g |
インターフェイス | USB Type-Cポート |
防水規格 | IPX2(イヤホン本体) |
マニュアル | audio-technica ATH-ANC300TW ユーザーマニュアル(pdf) |
連続再生時間はケース込み18時間と最近の製品にしては短めですが、イヤホン単体では4.5時間のロングバッテリー。
コーデックはSBC / AAC / aptXに対応し、アプリでの変更も可能です。
ケースはわりとコンパクトで、表面は滑りにくいマット仕上げなので胸ポケットにも入ります。
充電ポートはUSB-Cを採用。
オーテクのロゴマークがかっこいいハウジング部分。
本体側面のボタンで操作を行うので、誤操作は少ないです。
ATH-ANC300TWの付属品は以下の通り。
付属品
- 充電ケース
- 充電用USB-Cケーブル
- イヤーピース(L/M/S)
- コンプライフォームイヤーピース(M)
- 説明書/保証書
シリコンイヤピのほか、コンプライのフォームイヤーピースが付属します。
けも
audio-technica ATH-ANC300TW はピッタリとフィットする装着感
audio-technica ATH-ANC300TWは立体的なノズルがぴったりと耳にフィットしました。
個人的にノズル部分はストレート形状が好きなんですが、ATH-ANC300TWのカーブは自分の耳に合いました。
イヤーピースは通常Lサイズでフィットすることが多いですが、本機では耳奥まで入るからかMサイズがぴったりでした。
けも
audio-technica ATH-ANC300TW は「コレじゃなきゃ」と思えるオンリーワンなサウンド
audio-technica ATH-ANC300TWは輪郭のハッキリした低域と、シャープな中高音域によるこだわりのサウンドチューニングが楽しめます。
どんな音?
- 低音域…重低音域は少ないが、スピーディーで明確な輪郭
- 中音域…ボーカルの息遣いや楽器のアタック感が明瞭
- 高音域…シャープだが刺さらず伸びやか
- バランス…低域と中高音域のクリアさが際立ちますがドンシャリというには重低音が少なく、フラットというには男性ボーカルの低い部分が薄めの絶妙なバランス
- 総評…ベースのブリブリ感、浮き立つボーカル、かすかなハイハットまで楽しめ、ぶっちゃけめちゃくちゃ好き。ただし深く沈み込む低音や芯の太いボーカルとは無縁なので手放しでおすすすめはしません。SONYのWF-1000XM3みたいな優等生的イヤホンを「確かに良い音だ!…でもコレジャナイ」って思った人には是非試してもらいたい機種。
さらにどんな人におすすめかというと、楽器や作曲やってた(る)人で
- 楽器の音をクリアに聴きたい
- でもモニターじゃなくてある程度リスニングの味付けが欲しい
って人にはドンピシャじゃないかと思います。
けも
以下曲ごとにインプレッションを。
「HONEY」L’Arc~en~Ciel
とりあえずこの曲で「ブリッブリのベースを楽しんでくれ!」と言いたい。
tetsuのベースがご乱心なのはいつものことですが、このイヤホンを通すとより暴れ具合が明瞭で笑えます。
「ひこうき雲」荒井由実
ギターとベースの生々しさを楽しめる一曲。
そしてボーカル周りの空気感が独特で心の隙間を見透かされたような不安な感じがするんですが、それがたまらなくイイです。
「China Grove」The Doobie Brothers
どストレートな西海岸アメリカン・ロックは乾いた空気感も伝わってくるようです。
そして抑えられた中低域により他の帯域がグッと引き立ち、思わず耳を傾けてしまいました。
こんな人におすすめ
- 普通の良い音に飽きた
- ひとつひとつの楽器の音を聴きたい
- ベース大好き
- ミュージシャン(自称でも可)
ハイエンドなのでクオリティは高いですが、いかんせんチューニングが独特。
しかしそのおかげで、いつも聴いてる曲の違う側面がバンバン出てくるという面白さを備えていて「あれも聴かなきゃ、これも聴かなきゃ」と終わりが見えません。
「バランスが良くて高評価な機種」に飽きてきた人には、是非試してもらいたいです。
けも
▶︎試聴楽曲はAmazonMusicで聴けます
「ガチ勢向け」Amazon Music HD 対応DAP・音質をレビュー!【対応機器】
audio-technica ATH-ANC300TW のアプリとノイキャン効果
スマートフォンアプリの使用感とノイズキャンセリング機能の効果について解説します。
ATH-ANC300TWはiOS / Androidアプリ「Audio-Technica | Connect」でコントロールが可能です。
Audio-Technica | Connect
audio-technicaposted withアプリーチ
これがなかなか良かったのでスクショと共に解説します。
アプリを起動するとコーデックやノイキャンの状態が確認でき、接続状況が悪い場合はSBCに変更したりできます。
「カスタマイズ」で各種設定を変更できます。
「クイックガイド」でボタン操作の仕方を確認できます。
けも
「ヒアスルー」を選択すると外の音を取り込めます。
3段階で調整可能で、音の自然さはSONYのWF-1000XM3より優秀でAirPods Proよりは劣る感じ。
風切り音には結構弱いので、風のある日に外を歩くのはおすすめしません。
クーバ
けも
ノイズキャンセリングは3つのモードから選択できます。
モード
- Airplane→飛行機用。電車内で最も効果的でした。
- On The Go→屋外での車の走行音に最適。
- Office/Study→室内のノイズに最適。
ノイキャンが一番必要な電車内ではAirplaneが最も効果的で、AirPods Proとまでは行きませんが、音楽流せば気にならないレベルまで下げてくれます。
あと私の家は窓を開けると車の走行音が聴こえるような場所なんですが、On The Goが一番効果的。
オフィスの空調音などにはOffice/Studyが良く、自宅ではエアコンや空気清浄機の音を自然に半減。
3つのモードすべてツーンとくる圧迫感はなく、快適に使えました。
クーバ
けも
audio-technica ATH-ANC300TW のレビューまとめ
本記事はaudio-technicaの完全ワイヤレスイヤホン「ATH-ANC300TW」について書きました。
こんな製品
- 高性能なノイキャン
- 絶妙な音質設計
- 気の利いたアプリ
ノイキャン性能は中の上なのでデジタル耳栓代わりにはイマイチですが、音楽に集中するには十分かと思います。
アプリの出来もなかなかで、個人的にはSONYやSENNHEISERより好きでした。
EDMをはじめとした特定のジャンルでは迫力不足になるなど音質は好き嫌いが分かれるかもしれませんが、バンドサウンドや生演奏多めのポップスにはピッタリで割と幅広く楽しめるかと思います。
けも
お読みいただきありがとうございました、けも(@namakemonolog9)でした。