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「ノイキャン搭載完全ワイヤレスイヤホンが欲しい」
「マルチポイント機能も欲しい」
「通話性能も良いほうがいい」
「音質も妥協したくない」
という基準で完全ワイヤレスイヤホンを探したところ、Technics の EAH-AZ60 が良さそうなので買ってみました。
「テクニクスといえばレコードプレーヤー!」と思った人は結構イイ年いってるか、生粋のオーディオオタクかもしれません。
最近は Panasonic からワイヤレスイヤホンを出すようになったんですね。
正直 Jabra とも迷いましたが、やけに評判が良かったのと「Technics を試してみたい」という好奇心に駆られて購入してしまいました(一応アキバのeイヤホンで試聴もしてから)。
2万円台の完全ワイヤレスイヤホンの中では高機能かつクオリティの高いイヤホンだと思いますので、気になっていた方は参考にしてもらえると嬉しいです。
Technics EAH-AZ60 の概要と外観
Technics の EAH-AZ60 は、ノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンです。
EAH-AZ60 の主なスペックは以下の通りです。
- 連続再生時間:約7時間(ノイキャンON、AAC)
- 連続再生時間:約7.5時間(ノイキャンOFF、AAC)
- ケース込み再生時間:約24時間(ノイキャンON、AAC)
- ケース込み再生時間:約25時間(ノイキャンOFF、AAC)
- 重さ:約7g(イヤホンのみ)
- Bluetooth コーデック:LDAC / SBC / AAC
- 充電ポート:USB Type-C
連続再生時間は約7時間と十分( LDAC だと短くなりますが)。
ワイヤレス充電には対応していませんが、汎用性の高い USB Type-C で充電できるので問題ありません。
ケース含めコンパクトなので、カバンの隙間にも入れやすいと思います。
シルバーを選んだからか、質感がちょっとプラスチッキーな印象ですが、軽いので良しとします。
本体の重さは約7gと標準的ですが、コンパクトに仕上がっているので装着感は良好です。
往年のターンテーブルを思わせるデザインが特徴的なハウジング部分。見た目も好きですね。
Technics EAH-AZ60 レビュー
Technics EAH-AZ60 の実際に使っていて感じたことをレビューしていきます。まとめると以下になります。
- マルチポイントが便利過ぎる
- 十分なノイズキャンセリング性能
- 外音取り込みは及第点
- どんなジャンルも楽しめるクリアなサウンド
- 通話性能も良し
それぞれ詳しく解説します。
マルチポイントが便利過ぎる
EAH-AZ60 が優れている点の1つとして、マルチポイントに対応していることが挙げられます。
完全ワイヤレスイヤホンでマルチポイントに対応している機種ってまだまだ少ないので、ありがたいです。
マルチポイントのおかげでスマホとPC、スマホとタブレットなどの組み合わせのときにシームレスに切り替えができて非常に便利。
複数台の機器を登録できるけど手動での切り替えが必要なマルチペアリングとは別物なので注意してください。
もちろんマルチペアリングにも対応していて10台まで Bluetooth 機器を登録できます。
マルチポイントとマルチペリングの違いとは?代表的なワイヤレスイヤホンも紹介
十分なノイズキャンセリング性能
ノイキャン性能の強さでは SONY のWF-1000XM4 には敵いませんが、ツーンとくる圧迫感もなく、自然なノイキャンといった印象です。
自然かつ静音性は WF-1000XM4 が 10点だとしたら8.5点くらいでしょうか。電車の中でも音楽を流せば、走行音を気にならないレベルまで抑えてくれます。
外音取り込みは及第点
ノイキャンは高性能ですが、外音取り込みに関しては及第点といったところ。
マイクで拾った外部の音がやや人工的に聞こえます。自然さでは AirPods Pro などに軍配が上がります。
とはいえコンビニやカフェでお会計するときに話す分には問題なく使えるので、それほど気にはなりません。
外の音を聴きながら散歩したいような場合は EAH-AZ60 ではなく、LinkBuds を使いましょう。
新ジャンルキタ!SONY LinkBuds レビュー どこでも使える便利な完全ワイヤレスイヤホン
どんなジャンルも楽しめるクリアなサウンド
EAH-AZ60 は期待値以上の音質でした。
個人的には Bang & Olufsen の Beoplay シリーズの方が落ち着いた音で好みではありますが、EAH-AZ60 は万人受けする良質サウンドに仕上がっていると感じます。
ひと言で表現するなら高精細かつ立体的なサウンドで、専用アプリのイコライザーで好みの音質に調整するのも楽しいです。
自分はプリセットの「ダイナミック」や「バスエンハンサー」をよく利用しています。
J-POP からクラシックまで、何でも楽しませてくれる万能イヤホンだと思いますね。
通話性能も良し
通話性能も良いので、テレワークにもぴったりです。
そもそもマルチポイントを搭載しているのも「スマホ+テレワーク用にPCで使ってね!」ってことだと勝手に思っています。
周囲の音と自分の声を判別してノイズを低減してくれる技術のおかげで、ウェブ会議でもバッチリ使えます。
ただし耳を塞ぐカナル型ゆえ、自分の声が大きくなってしまわないよう注意ですね。個人的には周囲がそれほど騒がしくなければ LinkBuds で通話する方が良いかなと思います。
Technics EAH-AZ60 レビューまとめ
本記事は Technics の完全ワイヤレスイヤホン EAH-AZ60 をレビューしました。
ノイキャンとマルチポイント機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホン、というと機種が絞られてきますが、EAH-AZ60 は両機能を満たした上で音質や通話性能も良い優等生に感じます。
どんどん新機種が出てくるジャンルなのでこれからのことはわかりませんが、個人的には執筆現在(2022年3月)でも十分に戦える、素晴らしい製品なのではないかと思います。
完全ワイヤレスイヤホン1台だけしか買えないならこれを買う!ってレベルの万能イヤホンです。