この記事には広告を含む場合があります。記事内の商品を購入することで当サイトに売上の一部が還元されることがあります。
- ながら聞きできるオープンイヤー
- 完全ワイヤレス
- テレワークでマイクとしても使いたい
上記のような製品を探しているなら、現状 SONY の LinkBuds しか選択肢はない!といっても過言ではないでしょう。
ながら聞きできる完全ワイヤレスイヤホンとしては、AirPods などのオープンイヤータイプも選択肢に入りますが、AirPods は厳密には多少耳を塞いでいます。
そんなわけで LinkBudsの独自の穴あき形状に惹かれて(気になって仕方なくて)購入してしまいました。
新ジャンルのオーディオ製品が出てくると、どうしても気になってしまうのはポタオデ好きの性ですね。
とはいえ買ってみた結果として、現状プライベートでも仕事でもめっちゃ使ってます。
本記事ではSONYの完全ワイヤレスイヤホンLinkBudsについてレビューしていきます。
SONY LinkBuds の概要と外観
SONY の LinkBuds は耳を塞がないタイプの完全ワイヤレスイヤホンです。
ケース含めコンパクトな仕上がりなので、持ち運びに便利。
ながら聞き用なだけあり、いつでもどこでも持ち出したくなるサイズ感です。
主なスペックは以下の通りです。
- ドライバー:12mm
- 重さ:約4.1g*2
- 連続再生時間:最大5.5時間(ケース込で17.5時間)
- 連続通話時間:最大2.5時間
- 待受時間:最大11時間
- USB端子:USB Type-C
- Bluetooth ver:5.2
- Bluetooth コーデック:SBC / AAC
独自形状とはいえ12mmサイズの大きめのドライバーを採用しているのが特徴的で、迫力のある低音再生を実現しています。
連続再生時間はイヤホン単体で5.5時間。最近の完全ワイヤレスにしてはちょっと短めですが、今のところ不便は感じていません。
充電は本体裏のUSB-Cポートから行います。
ワイヤレス充電機能は搭載していないのがちょっとマイナスですが、このコンパクトさを実現するには仕方なかったのでしょう。
Bluetooth コーデックは SBC と AAC のみなので、ハイレゾ音源の再生には対応していません。
「ハイレゾって何ぞや?」という方は以下の記事を参照ください。
「ハイレゾは意味ない?」ハイレゾの定義・ハイレゾ対応イヤホンについて解説
「コーデックって何やねん?」という方は以下の記事を参照ください。
ハイレゾ未対応ですが、DSEE という機能をオンにすると圧縮音源をCD音質相当までアップスケールすることが可能です。
ソニーの独自開発技術「DSEE」により、圧縮された音源で失われがちな高音域をCD音質相当までヘッドホン内で補完します。
引用元:LinkBuds 特長 : 新たなリスニングスタイルと高音質 | ヘッドホン | ソニー
DSEE の音質に関してはぶっちゃけ好みなので、試してみてください。ちなみに私はオフの方がナチュラルで好きです。
SONY LinkBuds レビュー
SONY LinkBuds を使用してみて感じたことは以下の通りです。
- 音質は普通に良い
- ながら聞きに最高
- 驚きの通話品質
- 便利機能を搭載
それぞれ詳しく解説します。
音質は良い!イコライザーでいじりまくるのもおすすめ
LinkBuds の音質は正直なところ良かったです。
「期待以上」と言いたいところですが「2万円以上するんだからガッカリさせないでおくれよ!」という気持ちもあったので「期待通り」としておきます(笑)。
購入前は独特の形状のドライバーからどんな音が出るのか不安でしたが、杞憂に終わりました。
SONY らしいメリハリの効いたサウンドで、どんなジャンルの音楽もソツなく鳴らします。
オープンイヤーなだけあり、ヌケの良いハキハキとした音を楽しむことができますよ。
おすすめの使い方は、イコライザーで音質をいじりまくることです。
普段は「イヤホンそのものの音を楽しみたい!」派なので、イコライザーをいじることは少ないのですが、LinkBuds は別。
LinkBuds はデフォルトだと低音が弱いため、専用アプリで ClearBass をガッツリ上げます。+10 でも全然問題 OK です。
購入した方は一度試してみてください。
「低音ガッツリ上げた状態で丁度良いのでは?」と感じると思いますよ。
ながら聞きに最高だけど、使う場所は選ぶ
ながら聞きに特化しているだけあり、周囲の音が聞こえるのが便利です。
具体的には、LinkBuds は以下のようなシチュエーションでの利用に最適だと思います。
- 家事をしながら
- 散歩しながら
- 家族の前でゲームをしながら
- 自室で作業しながら
- ランニングしながら
- ジムでトレーニングしながら
- 居間でスマホをいじりながら
- テレワークしながら
周りの音が聞こえるので、宅配便のチャイムを待つためだけにイヤホンを外す必要もありません。
居間でスマホで好きな YouTube 動画を見ているとき、家族に話しかけられても反応できます。
散歩している時に車や自転車の音に気づくことができます。
こんな感じで、時と場所を選ばず色々なシチュエーションで利用できるのが LinkBuds の魅力ですね。
一方で、以下のような場所では LinkBuds はあまり活躍しないかもしれません。
- 騒がしいカフェ
- 電車や地下鉄の車内
- 車通りの多い道路の近く
周囲の音が聞こえる分、周りが騒がしいとイヤホンの音が負けてしまいます。
一時的に音量を上げればある程度聞こえるようにはなりますが、長時間上記のような騒がしい場所で使うのはおすすめできません。
驚きの通話品質
AI 技術を活用したという通話品質は、LinkBuds の隠れた目玉機能といってもいいと思います。
私は普段テレワークで、指向性マイクを採用した有線ヘッドセットを使っています。こちら↓
こちらはこちらで同僚や上司からも「マイクの音質が良い」と評判です。
LinkBuds を手に入れたので、せっかくなので事前予告なしにミーティングで LinkBuds を使ってみたところ「スタジオで話しているみたい」と高評価でした。
LinkBuds は周りのノイズを低減してくれるので、カフェなどで作業しているときに急ぎのミーティングが入っても、安心して参加できそうです。
便利機能を搭載
LinkBuds は以下のような便利機能を搭載しています。
- Quick Access(クイックアクセス):Spotify の音楽をスマホを取り出さずに再生できる
- アダプティブボリュームコントロール:周囲の騒音レベルに合わせて再生音量を自動調整
- スピーク・トゥ・チャット:自分が声を発すると音楽が止まる
- ワイドエリアタップ:顔を触って操作できる
上記機能の中でも特に便利と感じたのがワイドエリアタップ。
完全ワイヤレスイヤホンをタップ操作するとどうしても装着感に影響を与えてしまいます。
ワイドエリアタップ機能のおかげで、イヤホン本体を触らずに操作できるのはありがたいですね。
ただし割と反応が良いようで、LinkBuds で音楽を聴きながらご飯を食べていたら、咀嚼をタップと認識され操作されてしまいました。
LinkBudsでワイドエリアタップをオンにした状態でご飯食べてたら、咀嚼でタップ認識された😂まぁしゃーない
— けも@ポタオデライフ (@namakemonolog9) March 8, 2022
SONY LinkBuds レビューまとめ
本記事は SONY の「ながら聞き専用」完全ワイヤレスイヤホン LinkBuds のレビューをお届けしました。
LinkBuds は使うシチュエーションさえ間違えなければ音質も良く、使い勝手も良い素晴らしいアイテムです。
完全ワイヤレスイヤホンを使い分けするなら、LinkBuds とノイズキャンセル機能付き完全ワイヤレスイヤホンを1台ずつ持っておけば、ほとんどのシーンを網羅できそうです。
新しいジャンルのイヤホンが登場して嬉しいですね。今後、Anker とかが似たようなコンセプトの製品を1万円台前半くらいで出してきたら更に盛り上がりそうです。