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けも
iBasso AudioのDAP「DX160 ver.2020」をレビューしています。
Android OSの採用によりサブスクに対応し、復権してきたデジタルオーディオプレーヤー。
クーバ
けも
そんなわけで小さくてもパワフルなiBasso AudioのDAP「DX160 ver.2020」をレビューします。
どんな製品?
- サクサク動くAndroid搭載DAP
- 胸ポケに収まるコンパクトさ
- 4.4mmバランス端子搭載
サブスクアプリもストレスフリーで再生できる、新世代DAPです。
けも
というわけで本記事は「iBasso Audio DX160 ver.2020」について書いていきます。
本記事はメーカーより製品をお借りして作成しています
iBasso Audio DX160 ver.2020 のスペックと外観
iBasso Audio DX160 ver.2020のスペックと外観について解説します。
スペック
DX160のおもなスペックは以下のとおりです。
CPU | Rockchip RK3368 Cortex-A53 8コア 1.5GHz |
DAC | Cirrus Logic「CS43198QFN」×2 |
ディスプレイ | 5.0インチ 1980 ×1080 Full HD ディスプレイ(IPS) |
PCM | 32bit/384kHz |
対応ファイル形式 | MQA / APE / FLAC / WAV / WMA / AAC / ALAC / AIFF / OGG / MP3 / DFF / DSF / DXD / DST(CUE) / ISO / M3U / M3U8 |
USB接続形式 | USB Type-C |
USB-DAC | 384kHz/32bit(PCM) / 11.2MHz(DSD) |
出力系統 | 3.5mmステレオ出力 / 4.4mmバランス出力 / 3.5 mmライン出力 / 3.5mm 同軸出力 |
Wi-Fi | 802.11 b/g/n/ac (2.4Ghz/5Ghz) |
Bluetooth ver | ver.5.0 |
Bluetoothコーデック | SBC / aptX / LDAC |
RAM | LPDDR3 2GB |
インターフェイス | USB Type-Cポート |
内蔵ストレージ | 32GB |
拡張スロット | microSD*1(SDXC / SDHC) |
バッテリー | 3200mAh (3.8Vリチウムイオンバッテリー) |
急速充電 | QC3.0、PD2.0、MTK PE+ |
連続再生時間 | 約12時間 |
充電時間 | 約1.5時間 |
カラー | BLACK/SILVER/BLUE/RED |
素材 | アルミ合金 |
サイズ | 123mm×69mm×15mm |
重量 | 178g |
付属品 | 充電ケーブル / 保護フィルム / 保証書 |
外観:ポップかつ高級感のあるボディ
男性なら片手に十分収まるサイズで、スマホライクな操作が可能です。
けも
側面にはボリュームノブと再生/停止ボタン、曲送り/曲戻しボタンを配置。
けも
もう一方にはmicroSDスロットを備え、容量を拡張できます。
カード挿入はカンタンでしたが抜くときは爪が短いと難しいので、先の細いもので押し込むと取り出しやすいと思います。
本体上部には電源ボタンとUSB-C充電ポートを備えます。
けも
下部には4.4mmバランス端子と3.5mm端子。
3.5mmの方はライン出力と同軸出力も兼ねてます。
けも
iBasso Audio DX160 ver.2020 の使用感
iBasso Audio DX160 ver.2020の使用感をレビューします。
携帯性:気軽に持ち出せるコンパクトさ
DX160の魅力の一つが胸ポケットに収まるコンパクトさ。持ち運ぶハードルを下げてくれます。
けも
操作性:サブスクアプリもサクサク動く
フルHDの大画面ディスプレイは視認性に優れ、操作もサクサクです。
モタつくことの多いAndroid DAPの中では群を抜いて操作性がよく、ストレスフリー。
サブスクメインで使うならベストな選択と言って良いでしょう。
ただ起動はやや遅く(Shanling M6は10秒以内)、電源オンからリスニングまで若干のタイムラグを感じたこと、ストリーミングで数十分再生すると少し発熱があったのが気になりました。
けも
続いて再生画面など。
ストレージ内の音楽はMango Playerで再生できます。
楽曲のビットレートなども表示され、パッと見てわかりやすいインターフェース。
「設定」ではゲインやフィルターなどを設定可能。
手持ちのイヤホンやヘッドホンに合わせて出力レベルを変更できます。
Amazon Music HDも24bit / 192kHzのフルペック対応しているのを確認。
メモリ不足か何かで再生開始されないときは、一旦他のアプリを終了するとスムーズに再生できました。
▶︎Amazon Music HDの詳細はこちら
「ガチ勢向け」Amazon Music HD 対応DAP・音質をレビュー!【対応機器】
Wi-Fi / Bluetoothまわり
Wi-Fiに関しては、自宅の光回線でハイレゾストリーミングも問題なく運用できました。
Bluetoothの接続性能は、完全ワイヤレスイヤホン(ATH-ANC300TW)とネックバンド型レシーバー(Arc ITB05)を電車で使えるか検証。
結果、空いてる車内では問題なかったのですが、席が埋まり混みだすとプツプツ途切れるという厳しい結果に。
しかし、自宅では本体から5mくらい離れても問題なく使えていたので「混み合う場所でのワイヤレス運用」を避ければ大丈夫かと思います。
けも
バッテリー:公称値に近い電池持ちの良さ
バッテリーに関してはボリュームやゲインによって変わってきますが、
- バランス接続
- イヤホンはXBA-300
- ローゲイン
- ボリューム20
- Amazon Music HDのダウンロード済みULTRA HD
でテストしたところ1時間で10%程度の減りでしたので、約10時間再生できる計算です。
けも
音質:スッキリと見通しの良い高解像サウンド
3.5mm/4.4mmともにクリアで高解像、クール寄りなサウンドです。
立体感や奥行き感もなかなかで、ハイレゾらしさを十分に楽しめる音質。
派手か地味かでいったら派手で、外で聴いてもダイナミックさを感じ取れるのが特徴ですね。
エントリーモデルにしておくのはもったいない仕上がりと感じました。
SONYの「NW-A105」より少し値が張りますが、解像度や立体感、きらびやかさといった面で確実に優位性を感じられ、バランス端子も付いてるのでお得感がハンパないです。
もちろん繊細な表現や静謐さはNW-ZX507やShanling M6 / Proに譲りますが、出力パワーも高く侮れません。
けも
iBasso Audio DX160 ver.2020 のレビューまとめ
本記事はiBasso AudioのDAP「DX160 ver.2020」について書きました。
こんな人におすすめ
- サブスクを高音質に楽しみたい
- バランス接続も試してみたい
- 持ち運びやすさ重視
Android OSの搭載やバランス接続への対応など、全部入りDAPの普及機ともなったDX160。
大画面ディスプレイで操作もサクサクと、スマホ世代に嬉しい音楽プレーヤーです。
エントリー機としては音質も秀逸で(確実な音質アップを望むなら倍以上の値段は覚悟したほうが良い)、人気があるのもうなずける機種でした。
けも
お読みいただきありがとうございました、けも(@namakemonolog9)でした。