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- 音楽は主にスマホでストリーミングで聴く
- ワイヤレスイヤホンの音では満足できない
- Amazon Music HDを聴きたい
- ストリーミングDAPは面倒くさい
といった場合に役立つのが、有線のポータブルヘッドホンアンプ、略してポタアンです。
私の場合、通勤時にiPhone12 miniとJabra Elite 75tで音楽を聴くことが多いのですが、自宅ではAndroid搭載DAPで良い音を楽しみたい…と思いつつ、起動が面倒で結局ワイヤレスイヤホンで音楽を聴くことが多かったんですね。
そこで、FiiOのポタアンQ3を買ってみました。
買ってよかった
- iPhoneに挿せばすぐに使える
- 3.5mm/2.5mm/4.4mmに対応
- バスブースト、ハイゲインが使える
小さなボディに「高性能・高品質・高音質」3つの”高”が詰まったポタアンの決定版で、満足できる商品でした。
けも
というわけで本記事は「FiiO Q3」について書いていきます。
FiiO Q3 の外観・付属品
FiiO Q3の外観・付属品をレビューします。
持ち運びが苦にならない超小型ボディ
FiiO Q3を開封した第一印象は「思ったよりも小さい!」ということ。
iPhone12 miniと並べてもひと目でわかる小ささで「これなら持ち歩いてもいいな」と思えました。
重量は約116gと、一般的なスマホより遥かに軽いです。
ちなみに小さくて軽いiPhone12 miniでも136g。
厚みはややiPhone12 miniよりあるものの、薄型と言って差し支えないサイズ感。
けも
豊富な付属品
FiiO Q3はiPhone以外にもAndroidスマホ・Windows・Macと接続できるため、付属品が豊富です。
FiiO Q3 付属品
- L字型USB タイプCケーブル
- USBタイプC-Lightningケーブル
- 3.5mmラインケーブル
- バインディングストラップ(大)2本
- バインディングストラップ(小)2本
- 滑り止めパッド
- キャリングポーチ
一通り揃ってるので、買い足すものがないのは安心です。
FiiO Q3の取扱説明書
FiiO Q3には、取扱説明書が付属。さまざまな言語に対応しています。
説明書を読めば、各部名称や使い方はわかるのですが「フィルター」などについては詳細説明がなく、よくわからなかったですね。
けも
FiiO Q3 レビュー
FiiO Q3 の基本的な使い方の解説とレビューをします。
使い方
FiiO Q3の使い方は、使いたいデバイスと接続して電源を入れるだけの簡単仕様。基本的にiPhone、Androidスマホ、Macとプラグアンドプレイで音楽を楽しめます。
▲iPhoneと接続してAmazon Musicを起動。しっかり24bit / 192kHzで認識されました。
ただしQ3をWindowsパソコンで使う場合は事前にドライバーをインストールし、デバイス管理画面でbit / kHzの確認が必要です。
Androidの一部機種では「設定」の「OTG接続」を「オン」にしておく必要があるので要注意です。
けも
きらびやかなサウンドと静寂さがポイント
FiiO Q3の音質の第一印象は「きらびやかな高解像サウンド」。
やはりスマホ直差しとはサウンドがひと味もふた味も違い、立体感・解像感・静寂さが明らかに向上。
ワイヤレスイヤホンでは聴こえなかった細かなハイハットの刻み・ボーカルの息づかい・グルーヴ感がが感じられ、音楽に没入できました。
バランス出力端子を備えているのでfinal A8000と3.5mmケーブル4.4mmケーブルで聴き比べをしたところ、バランス4.4mmで聴いたときの方がよりきめ細かなサウンドに感じられました(気のせいかもしれませんが…)。
とはいえ個人的にA8000はバランス・アンバランスで大きな差が出ないと思っているので、SONYのXBA-300で試聴……A8000よりは差が出やすいかな?と感じました。バランス派の方も満足できるのではないでしょうか。
あと使っていて良かったのが、ボリュームノブですね。
ちょうど良~い感じに音量を調整できて便利でした。ボタンを押して音量調整するタイプだと、いきなり大きくなったりしてストレスありますからね。
背面パネルには接続用のUSB-Cポートなどを配置。
左から
- バスブースト
- ハイゲインスイッチ/フィルター切り替え
- USB-C
- 充電ON/OFFボタン
バスブーストはその名の通り低音を強めにしてくれます。曲によって・イヤホンによって低音を強くしたい場合に役立ちます。
A8000でロック系の曲を聴くときにオンにすると、繊細かつ迫力あるサウンドになって個人的に面白かったです。
ハイゲインはDAPなどでよくある機能で、出力の必要なイヤホン・ヘッドホンに使ったり、出力によって音色変化があるイヤホン・ヘッドホンに使ったりするときに役立ちます。
final E3000とかは出力で音が変わるので良かったですね。
ちなみにハイゲインボタンは2回押しでPCM再生時にフィルター切り替え可能らしいのですが、試してません。
充電ON/OFFボタンはUSB接続時に本体を充電するかどうか選べるスイッチで、状況に合わせて適宜切り替え可能です。
ちなみに内蔵バッテリーでは連続10時間以上再生可能。なかなか持ちます。
再生している音源が48kHz以下だと、電源のインジケーターが青色点灯。
48kHzより高い場合は黄色で点灯します。
付属以外のケーブルは使えるかな?とApple公式のLightning-USB-Cケーブルを差したところ、iPhoneと接続できませんでした。
ちょっとこの点は気になりますね~。
けも
FiiO Q3 レビュー まとめ
本記事は「FiiO Q3」について書きました。
FiiO Q3は、小さい筐体に高音質パーツを詰め込んだポータブルヘッドホンアンプの決定版でした。
良かったのは手軽さ。
Bluetoothのようなペアリングが要らず、ケーブルを挿せばすぐにiPhoneでハイレゾが楽しめるのは良かったです。
気になる点を挙げるとしたら、付属以外のLightning-USB-Cケーブル(Apple公式)が使えなかったこと。
まぁ断線してから考えればいいので、とりあえずはこのまま使っていきたいと思ってますが、心配ではありますねぇ。
音質的にはエントリーレベルのDAPかそれ以上は出ているので、ポタアンとして文句なしに素晴らしい製品だと思います。
けも
androidにも対応と書かれてますが、確かAmazon Music HDはandroidでは外付けDACに
未対応の筈なのですが、今回androidのスマホでも聞くことが出来たのでしょうか?
テストした機種はOPPO Reno Aのみでしょうか?
他にも聞くことが出来た機種があれば教えていただけないでしょうか
よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます!
ご指摘の通りAndroid+外付けDACは公式には対応していませんが、機種によっては認識され使えるようです。テスト機種はReno Aのみです!
Twitterで「fiio q3 xperia」など機種名で調べるのもありかもしれませんm(_ _)m
「付属以外のLightning-USB-Cケーブル(Apple公式)が使えなかった」
とありますが、iPhone購入時に充電器と一緒についてきたものであれば5vとGND以外結線していない充電専用のケーブルである可能性があると思います。
そのケーブルでファイルの転送等ができるか確かめてはいかがでしょうか?
最初Pixel3では使えるのにPixel6aでは使えなくて、がっかりだったのですが、充電スイッチをOFFにしたらPixel6aでも使えるようになりました。接続がうまく行かなくても充電スイッチが効く可能性があり。ケーブルは100均のものを含めだいたい使えています。LightningもOTGケーブルが必要なのですが、貴重かつ高額で付属ケーブル以外では難しいですね。2000~3000円くらい出すと買えますが、それならFiio純正も買えてしまいます。ケーブルは消耗品なので高価なのは躊躇してしまいます。