この記事には広告を含む場合があります。記事内の商品を購入することで当サイトに売上の一部が還元されることがあります。
けも
iFi AudioのポータブルDAC / アンプ「nano iDSD Black Label」をレビュー。ハイレゾ再生はもちろん、ロスレスや圧縮音源も高音質に再生可能な本機の外観や音質などを解説していますので、参考にしてみてくださいね!
日本国内でも「mora qualitas」や「Amazon Music HD」などのハイレゾストリーミングが始まり、音楽配信にも高音質化の波がやってきました。
基本的に、高音質な音源を再生するにはスマホやPCだけではちょっとスペックが足りません。
クーバ
けも
DACはDigital to Analog Converterの略。
スマホやPCにもDACは入ってますが、ハイレゾ非対応だったり音質が良くなかったりするので、高音質で楽しむならDACとアンプが必要です。
サイズ・価格はピンキリですが、
- 主にイヤホン・ヘッドホンで聴く
- メイン用途は据え置き
- たまに持ち出す
という条件で探して見つけたのがコチラ。
iFi Audioの「nano iDSD Black Label」です。
iFi Audioの「nano iDSD Black Label」は
- 最高32bit / 384kHzまで対応
- DSD/MQAの再生も可能
- 2種類のヘッドホン出力でほとんどの機種に対応
大きすぎず小さすぎず、高音質で対応ヘッドホンも多いDAC/アンプです。
けも
というわけで本記事は「【nano iDSD Black Labelレビュー】ハイレゾを高音質に楽しめるポータブルDAC/ヘッドホンアンプ」について書いていきます。
nano iDSD Black Label の 外観・入出力端子・付属品
iFi Audioはイギリスのオーディオメーカーで、安価ながら高品質なオーディオ機器を手掛けることでよく知られています。
外観
「nano iDSD Black Label」のサイズは 96(奥行き) x 64(幅) x 25.5(高さ) mmと厚みはありますが手で握れるサイズ感。
iPhone SEとOPPO R17 Proと並べてみました。
重さは約140g。見た目の重厚さからするとちょっと軽めですが、音響機器としての安心感も損ねない絶妙な重量。
最大10時間再生可能なバッテリーも内蔵し、ポータブル用途でも活躍します。
けも
入出力端子とLED
入出力端子とLED表示について解説します。
フロントには2種類のヘッドホンアウトと、ボリュームノブ、LEDを搭載。
ヘッドホンアウト
- iE Match→イヤホンなど、パワーが必要ないものはコチラ
- Direct→大型ヘッドホンなどはコチラ
2種類のヘッドホンアウトで、ノイズの少ない音楽再生が楽しめます。
また、フロントのLEDで再生フォーマットや本体の状態がわかります。
LED表示
- ブルー DSD 256(電源ON) / 充電中(電源OFF)
- シアン DSD 128/DSD 64
- ホワイト DXD PCM 352.6/384kHz
- イエロー PCM 176.4/192kHz
- グリーン PCM 44.11/48/88.2/96kHz
- マジェンタ MQA
- グリーン(点滅) USB接続待ち
- レッド+上記のどれか バッテリーが完全に放電されている、再生にUSBパワーを使用中だがバッテリーが充電されていない
- レッド バッテリー残量が10%以下で充電が必要
- LEDが点灯しない バッテリー切れ
けも
リアには LINE OUT、FILTER、DIGITAL INPUTを搭載。
リアパネル
- LINE OUT→3.5mm音量固定の出力。
- FILTER→音質調整。基本はLISTENで、MEASUREはモニターライク(ほとんどわかりませんでしたが…)。
- DIGITAL INPUT→入力はココ。付属のUSBケーブルが、OTGケーブルを接続する。
LINE OUTはかなりの高出力なので、PCの音楽再生ソフトの音量を十分に絞ってから鳴らしてください。
付属品
本体のほか、各種ケーブルや収納用の袋が付属。
付属品
- 本体
- 収納袋
- USBケーブル
- USB-A / USB-B 変換ケーブル
- 結束バンド
PCがUSB対応なら青いケーブルで接続できます。
私の場合はMacBookProなのでType-C OTGケーブルを買って直接つないでいます。Type-C対応のAndroidスマホ「OPPO R17 Pro」もつながりました。
LightningでiPhone/iPadと直接つなぎたい場合はLightning OTGケーブルが必要で、買ってつないだところ認識したりしなかったりとちょっと気まぐれ。音楽再生アプリを一度閉じてから電源オンにすると調子良かったのでコツがありそう。
nano iDSD Black Label の 再生可能フォーマットと音質
「nano iDSD Black Label」の再生可能フォーマットと音質について。
再生可能フォーマット
nano iDSD Black Labelの再生可能フォーマットはコチラ。
再生可能フォーマット
- PCM→最高32bit / 384kHz
- DSD→最高12.4MHz
- DXD→最高384kHz
ハイレゾ音源は24bit / 96kHzくらいが多いので、対応フォーマットで困ることはなさそうですし、Audirvanaを使ってCD音源を32bit / 384kHzにアップコンバートして再生することもできます。
音質
nano iDSD Black Labelの音質について。
▲MacBookProとType-CのOTGケーブルで接続して据え置き機として。イヤホンはSONYのXBA-300。
iPhone / Androidスマホ、MacBookProと接続してハイレゾ音源からロスレスCD音源、圧縮音源など聴いてみました。
音質はワンランクもツーランクもグレードアップした印象で、月並みな表現ですが「今まで聴こえなかった音」が聴こえました。
特にダイナミックレンジと解像度の改善が半端なくて、リバーブ(エコー)が滑らかに減衰していくのがハッキリとわかりますし、ギターのピッキング音もリアルでそこに音楽があるという感覚が得られます。
AudirvanaでCD音源を32bit / 384kHzにアップコンバートして聴いたときは、CDがこんなポテンシャルを秘めてるのかとぶっ飛びました。昔オーディオショップで見かけた高級なCDプレーヤーとDACの必要性がわかった気がします。安いミニコンポではCDの音質を十分引き出せてなかったんだなと…。Audirvanaとnano iDSD Black Labelがあれば簡易的ですがCDの底力を垣間見ることができます。
次は圧縮音源です。
圧縮音源でも256kbps以上のビットレートのファイルであれば、かなりハイクオリティに再生してくれる印象です。Spotifyで高音質でダウンロードしたファイルなら、ノイズレスでメリハリあるサウンド。ロスレス音源には解像度やリアリティの面で負けますが直刺しとは雲泥の差なので、十分活躍すると思います。
けも
nano iDSD Black Label の レビューまとめ
本記事は「【nano iDSD Black Labelレビュー】ハイレゾを高音質に楽しめるポータブルDAC/ヘッドホンアンプ」について書きました。
日本国内でもハイレゾストリーミングが始まるなど、音楽配信にも高音質化の波がやってきました。
そこで欠かせないのがDACやアンプです。
iFi Audioの「nano iDSD Black Label」なら最高で32bit / 384kHzのPCMや12.4MHzのDSDまで再生できるので、対応フォーマットで困ることはなさそうです。
ヘッドホンアウトも2種類装備し、繊細なIEMから大型ヘッドホンまで高音質に再生可能。
スマホと一緒にポータブルアンプとして持ち出せるのはもちろん、据置用としてPCの横に置いても映えるデザインも気に入っています。
けも
お読みいただきありがとうございました、けも(@namakemonolog9)でした。