この記事には広告を含む場合があります。記事内の商品を購入することで当サイトに売上の一部が還元されることがあります。
けも
ShanlingのDAP「M6」をレビュー。外観・スペック・音質のほか、操作感やAmazon Music HDの動作もチェックしています。
どうも、Amazon Music HDの魅力に取り憑かれました、けも(@namakemonolog9)です。
Amazon Music HDを楽しむには、PC用の据置DACやヘッドホンアンプなど、ちょっとした設備投資が必要です。
クーバ
けも
そんなわけで買ってしまいました、ShanlingのDAP(Digital Audio Player)、M6です。
- 2.5mm/4.4mmのバランス出力対応
- Android OS搭載でスマホライクな操作感
- Amazon Music HDの最高音質(24bit/192kHz)も聴ける
Bluetooth送受信にも対応した、全部入りDAPです。
けも
というわけで本記事は「【Shanling M6 レビュー】バランス接続でAmazon Music HDが聴ける!全部入り高音質DAP」について書いていきます。
▶︎Shanling M6 Proのレビューはこちら
「正統進化」Shanling M6 Pro・M6比較レビュー 明らかに違いのあるサウンド
▶︎Amazon Music HD対応DAPまとめはこちら
Shanling M6 の外観・付属品・スペック
ハイレゾ対応のデジタルオーディオプレイヤー、Shanling M6の外観・付属品・スペックを解説します。
Shanlingは中国・深圳に本社を置く1988年設立のオーディオメーカーで、中国本土ではFiiOと人気を二分しています。
外観
Shanling M6はAndroid 7.1搭載、4.7インチのタッチディスプレイを備えるDAP(Digital Audio Player)です。
シンプルながら重厚感のあるデザインで、所有欲を満たしてくれます。
側面にはスリープボタンを備え、長押しで電源のオン/オフ操作、回転でボリューム調節が可能。
反対側には曲戻し・再生/一時停止・曲送りボタンを搭載。
最大2TBまでのmicroSDにも対応しており、容量アップが可能です(キングストンのSDカードがおすすめ)。
物理ボタンはスリープ時(ロック中)も反応するかどうか設定できます。
重さは公称228gと、大きめのスマホくらいの重量感があります。
けも
通常のシングルエンド出力端子に加え、2.5mm4極 / 4.4mm4極バランス出力に対応しています。
充電端子はUSB Type-Cを採用、QualcommのQuick Charge 3.0に対応しています。
ファームウェアアップデートでUSB-DAC機能に対応する予定ですが、記事執筆時点では未対応です。
付属品
Shanling M6には液晶用フィルムと背面用フィルムが付属しますので、すぐに貼り付けて保護しましょう。
そのほか保証書、説明書、USB to Type-Cケーブルが付属します。
USB充電器は付属しません
スペック
Shanling M6の主なスペックは以下の通りです。
サイズ | 71 x 17.5 x 133.5 mm |
ディスプレイ | 4.7 inch 720 x 1280 Sharp IPS HD screen |
重量 | 228 g |
OS | Android 7.1 |
対応フォーマット | DSF / DFF / DXD / APE / FLAC / WAV / AIFF / AIF / DTS / MP3 / WMA / AAC / OGG / ALAC / MP2 / M4A / AC3 / M3U / M3U8 |
対応サンプリングレート | 768 kHz / 32bitまでのPCMと5.6MHzまでのDSDネイティブ再生 (11.2MHzまでのDSDは変換しての再生で対応) |
ゲイン設定 | 二段階 (High / Low) |
容量 | 32 GB ROM |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 4.2 |
Bluetoothコーデック | 送受信:LDAC / SBC 送信:HWA / aptX HD / aptX |
Wi-Fi対応周波数帯 | 2.4G / 5G |
Wi-Fi機能 | オンラインアップデート、Wi-Fiデータ転送 |
再生時間 | 12時間 (シングルエンド) / 9時間 (バランス) |
バッテリー容量 | 4000mAh |
Wi-Fiによる曲データ転送は意外と便利でしたが、大量に転送する場合はUSB経由の方が速くてラクかと思います。
けも
Shanling M6 の使用感
Shanling M6の使用感をレビュー。
共通して言えるのはAndroidの操作感はまずまずですが、タッチの反応が悪い時があり、ちょっと気になるかも。
純正プレーヤーアプリ
純正のプレーヤーアプリについて解説します。
アルバム一覧やアーティスト一覧から曲を探せます。
アルバム一覧ではジャケット写真から直感的に探せます。
再生画面上部には楽曲のスペックやフォーマットが表示されます。
ジャンル検索やプレイリストにも対応するなど、音楽プレーヤーとしての基本的な機能は網羅している感じです。
けも
Amazon Music HD
ほぼこの為に買ったと言っては過言では無い、Amazon Music HDの動きについてです。
「Amazon Music」アプリはプリインストールされていない為、「APKPure」というアプリを起動してインストールします。
▲Amazon Musicアプリは簡単にインストールできました
最高音質(24bit / 192kHz)の楽曲でチェックしたところ、しっかり24bit / 192kHzで再生されているのを確認。
操作性に関しては、若干のもたつきはあるもののストレスになるほどではなく、快適にリスニングを楽しめます。
ネットワーク環境によっては標準音質で再生されてしまうので、事前にダウンロードするのが確実です。
けも
▼Amazon Music HDの詳細はこちら▼
「ガチ勢向け」Amazon Music HD 対応DAP・音質をレビュー!【対応機器】
その他のアプリ
音楽アプリ以外もインストールして起動してみましたが、動くものと動かないものがあるようです。
私の環境で試したところ、Amazon MusicやSpotifyは問題なし。
Youtubeやプライムビデオは再生可能でしたが、Netflixやバンドリはできませんでした。
radikoは再生できる時はできるのですが、タイムシフト再生はできず、調子が悪い時はフリーズします。
フリーズすると再起動しないといけなくなり面倒なので、音楽プレーヤーと割り切って使った方が良さそうです。
けも
Shanling M6 の音質
Shanling M6の音質をレビューします。
以下のケーブルとイヤホンで聴き比べてみました。
シングルエンド
シングルエンド(通常のイヤホンジャック)の音質をレビュー。
イヤホンを変えながら色々聴いてみましたが、十分に高音質です。
低音から高音までクリアでパワフル。
立体感やリバーブの残響音もしっかり最後まで聴き取れます。
エントリーモデルのオーディオプレーヤーより確実に上だというのが実感できました。
けも
バランス
バランス出力の音質をレビュー。ケーブルは4.4mmタイプを使用しました。
やはりバランス出力は素晴らしかったです。
左右の分離感がさらに増し、ボーカルがセンターに浮いているように聴こえます。
立体感もよりリアルになり、音楽が鳴っている空間が広がった感じ。
全ての音がクリアなのでボリュームを上げてもうるさく聴こえません(上げすぎ注意ですね)。
けも
▼バランス接続についてはこちら▼
「効果ない?」バランス接続とは何か メリットや音質の違いを解説
▼YYX4849の詳細はこちら▼
【Yinyoo YYX4849 レビュー】バランス接続デビューにも最適な格安銀メッキ16芯ケーブル
Bluetooth
Bluetoothでの音質はJabraのワイヤレスヘッドホン「Move Style Edition」でチェック。
Bluetooth標準のSBCコーデックで接続しましたが、スマホとペアリングした時より一段も二段もグレードアップしているのがわかります。
ワイヤレスでも音が変わるのはMacの音楽再生ソフト「Audirvana」でも体感できましたが、DAPでも同じ感覚を味わえました。
再生ファイルが圧縮音源だと違いはわかりにくいのですが、非圧縮音源を再生するとBluetoothとは思えないディテールを残したまま楽曲を再生してくれます。
さすがに有線には敵いませんが、「ワイヤレスもアリかな」と思わせてくれる高音質を堪能できました。
agの「TWS03R」でも同様の傾向で細かいニュアンスも再現されたサウンドを楽しめました。
AirPods Proともペアリングしてみましたが、こちらはiPhoneで聴くのとそれほど違いは感じませんでした。
けも
Shanling M6 のアクセサリ
Shanling M6と一緒に揃えたいアクセサリを紹介します。
純正ケース
Shanlingから純正のレザーケースが販売されています。
外側には放熱製の良い牛革、内側には滑り止めにもなるカシミア繊維を使用した高級感あふれるレザーケースです。
サードパーティ製ケース
純正ケースは少し高価だったので、サードパーティ製のクリアカバーを購入しました。
プレーヤー本体をしっかり保護してくれます。
再生、曲送り・戻しボタンはクリック感が無くなりますがしっかり反応します。
Shanling M6 のレビューまとめ
本記事は「【Shanling M6 レビュー】バランス接続でAmazon Music HDが聴ける!全部入り高音質DAP」について書きました。
Shanlingの「M6」をざっくりまとめると
- バランス接続対応(2.5/4.4)
- Amazon Music HDを最高音質で聴ける
- 所有欲満たされるデザイン
- Androidがちょいモッサリ
- タッチの反応がイマイチ
- LowGainはもうちょい弱めでも良いかも?
音楽プレーヤーとしては文句なしの合格点。
シングルエンド/バランスとも繊細かつ迫力ある音質で大満足です。
ただスマホと比べると、操作感やタッチの反応がちょいモッサリなのが気になります。
とはいえ純正の音楽アプリとAmazon Music HDで音楽鑑賞を楽しむのであれば問題なく動きますので、最新スマホのサクサク感を期待しなければ全然オッケー。
ファームウェアアップデートなどのサポートも充実していて(近頃の中国企業はスピーディですね)安心して使えるのもポイント高し!です。
けも
お読みいただきありがとうございました、けも(@namakemonolog9)でした。
▶︎Shanling M6 Proのレビューはこちら
「正統進化」Shanling M6 Pro・M6比較レビュー 明らかに違いのあるサウンド
▶︎Amazon Music HD対応DAPまとめはこちら